From:品川隼人
昨日は農薬の健康被害の
冒頭の話をしました。
ここから核心に迫っていきます!
そもそも農薬や
除草剤の一種である枯葉剤が
開発された背景としては
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・病害虫の駆除をする
・雑草に弱い農作物の収穫量を維持する
・農作業の負担を減らす
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これらがあります。
農薬や枯葉剤を使用することで
安定的な収穫量を確保できて
食糧自給率を維持できたり
農家の経営を守ることが出来ます。
確かにその点は必要です。
しかし、その反面
人体への影響は
無視できないんですね。
その健康被害の代表例が
「ベトちゃんドクちゃん」です。
ベトちゃんドクちゃんの
先天的な疾患は
「二分脊椎症」と言われます。
骨盤は繋がっていながら
背骨が途中から2手に
枝分かれしている状態です。
そして、この枯葉剤は
ダイオキシンを含む
通称オレンジ剤と言われていて、
今でこそダイオキシンが含まれる
枯葉剤は使われていませんが
ベトナム戦争で使われた枯葉剤は
特に毒性が強かったものです。
二人の母親であるフエさんは
ベトナム戦争の終戦後に
枯葉剤のまかれた地域に住んでいて
そこで農業もおこなっていました。
枯葉剤や農薬は動物実験でも
奇形児が生まれるなど
先天的な疾患のリスクを持っていて、
その点、ベトちゃんドクちゃんは
お腹の中にいる時、
細胞レベルでは卵子の時から
お母さんのフエさんの
食べたものや飲んだもの
吸い込む空気、皮膚に触れたものの
影響が及んでいたわけです。
これは差別でも何でもなくて
事実の羅列として、
フエさんが住んでいた地域では
土壌汚染はもちろん
水質も汚染されていたり
その地域の野菜や
井戸から汲み上げた水には
当然ながら枯葉剤の成分が
多量に含まれています。
それらが少しずつ
しかし確実に
体内に蓄積して行って
二分脊椎症の
ベトちゃんドクちゃんが
生まれた可能性があるワケです。
その健康被害を認識した上で
日頃の食事にも気を付けたいですね。
ーしながわ